- 日時:
- 〜
- 場所:
- 京都リサーチパーク たまり場@KRP イベントスペース
guest
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- 有限会社 斗六屋(屋号:SHUKA/種菓) 代表取締役
- 近藤 健史さん
1990年京都市生まれ。京都大学大学院で微生物を研究中、初めて家業を手伝い、それまで恥ずかしいとさえ感じていた家業や甘納豆に恩返しをしたいと継ぐことを決意。2014年たねやグループ勤務を経て、2016年、家業である有限会社斗六屋入社。2018年、イタリアで開催されたスローフードの世界大会に甘納豆を初出品。2020年、4代目・代表取締役就任。「甘納豆を世界に誇る食文化にする」ことをビジョンに掲げ、2022年、中川政七商店コンサルティングの元、古くて新しい種の菓子ブランド「SHUKA/種菓」を立ち上げ、80%卸売から100%自社ブランドへ事業転換。2023年、従来廃棄されていた副産物のシロップをアップサイクルし、甘納豆を世界へ発信するため、種でつくる独自の植物性ジェラート「SHUKA gelato」を開発。「種を愉しむ」を合言葉に事業を展開しながら、甘納豆の可能性を探究している。2024年度Forbes Japanカルチャープレナー30名に和菓子屋として初選出。2026年、イタリアジェラート協会主催のジェラートコンテストにて、健康部門4位(同部門のイタリア人以外では最高位)。絶対になりたくなかった甘納豆屋が天職となる。 -
- 京都嵐山ブルワリー株式会社 代表取締役
- 桑原 博巳さん
1989年に国際物流大手の近鉄エクスプレスに入社し、海外研修生制度を利用して1993年から1年間イギリスへ赴任した。そこで注文したエールビールの香りの良さに衝撃を受け、ビールを飲みながら会話を楽しむパブ文化に強い憧れを抱くようになった。その後、アメリカに駐在員として7年近く勤務し、各地で地域に根ざしたローカルなクラフトビールに親しむ日々を過ごす。帰国後は友人が起業したビジネスプロデュース会社への参画を経て、多摩大学大学院にて経営情報学修士(MBA)を取得し、経営の知見を深めていった。「いつかは自身でブルワリーを開業したい」――その思いを胸に秘めながらも、アマゾンジャパンで市川フルフィルメントセンターの総責任者として大規模なオペレーションを指揮し、ウォルマート(西友)などグローバル企業で物流戦略の要職を歴任した。2020年のコロナ禍を機に住む場所と働き方を見つめ直した際、ビールが小規模でも製造できることを知り、夢の実現に向けて2022年に東京から京都嵐山へと移住を決断する。移住後、地元の信用金庫の窓口での対話がきっかけとなり、醸造設備やネットワークが広がりプロジェクトが具体化した。2023年秋、MBAの経営感覚と情熱を注ぎ込んだ「京都嵐山ブルワリー 三条醸造所」をオープンさせた。活動テーマは「京都に根付き、世界中の人たちに笑顔で味わってもらえるビール作り」である。単なる飲食店経営に留まらず、嵐山産のブランド米「古今嵯峨米」を副原料に使用した「古今嵯峨米セゾン」を開発するなど、地域の食材を現代の文脈で再構築し、瓶ビールとして届ける挑戦も続けている。世界各地の醸造所や蒸留所を巡り、自らお酒作りを学んできた経験は、地域住民や観光客を繋ぐ一杯の品質に結実している。ビジネスの最前線で磨いたロジックと、イギリスのパブで感じたあの日の感動を重ね合わせ、京都から世界へ笑顔の輪を広げ続けている。 -
- inote+P (あいのてぷらすぴー) 代表
- 服部加奈子さん
京都市伏見区生まれ。高齢福祉の現場に20年近く携わり、人々の信頼関係やつながりが幸福度を高める「ソーシャルキャピタル」という概念に出会う。育児やダブルケアの経験から、地域で子育てや介護を行う上で、日常的なつながりの重要性を痛感した。子どもの頃から地域コミュニティに関わることが将来の安心な暮らしに直結すると確信し、地域参画のきっかけを模索し始める。高齢福祉の現場を振り返ると、日常のやりとりや普段の何気ない会話から、人が人生の最期の瞬間まで大切にしたいその人らしさや人生で大切にしたいことが詰まっていることに気づく。 「地域の社会資源がつながり合えば、世の中はもっとハッピーになる」――循環型地域共生社会の実現をビジョンに、2022年に任意団体inote+Pを設立。「まちにツッコむ!子ども新聞」の活動を開始。子どもたちが記者となって町の大人や企業に取材を行う場を企画。取材を通じて得た驚きや感性を可視化するため、アナログな新聞という媒体にこだわり、顔の見えるコミュニケーションを通じて、相手の思いを聞き伝えることの大切さを次世代に繋いでいる。 立場や年齢、強さや弱さに関係なく人とつながっていることが、安心感と生きる力につながる。また、子ども時代からの好奇心を持ち続けることが、人とつながり、人生を楽しむ原動力になると考えている。子ども新聞の取り組みは、子どもたちの好奇心を育むだけでなく、幼い頃の純粋な好奇心を忘れかけている大人も、ワクワクした気持ちにさせることができる。 今後は、常設の活動拠点をつくり、さまざまな事業を組み合わせて、持続可能な活動形態をつくっていく事を目指し、 現在では、「子ども新聞」の発行に加え、「対話と探究」を生かしたワークショップも展開している。 世代や立場を越えて、一人ひとりが自分の役割を生かし合い、「働く・学ぶ・支え合う・楽しむ」が循環する、地域全体で暮らしをデザインする共生の形を目指している。 夢は、全国の各学区に子ども新聞を広め、好奇心あふれる子どもたちの地域参画によって、社会をより面白く、より丸く変えていくことである。 -
- 京都を拠点に活動する音楽家・アーティスト
- 武田 真彦さん
1987年、京都府生まれ。同志社大学商学部を卒業後、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズにてクチュール・テーラリングを修了した。創作の根底にあるのは、家業であった西陣織「大樋の黒共」の廃業という個人的な歴史である。先祖代々受け継がれてきた技術が途絶えた現実を背景に、残された素材や歴史を現代の文脈で継承していく「見立て」を通じて、サウンドインスタレーションや現代美術など幅広い領域で作品を制作している。「自らの意図や手から離れて音を構成したい」という哲学を持ち、意図的なメロディよりも、その場所の文脈や環境を重視し、自然に委ねることで生まれる気づきや偶然性を探求し続けている。また、ホテルやオフィス空間、ブランドのサウンドデザインも手がけ、空間と感覚が調和する心地よい音のあり方を提案している。活動の柱の一つとして、音楽家の江島和臣と共にメディアラボ「Laatry(ラットリー)」を運営し、「継承と調和」をコンセプトとした実験的な試みを展開している。伝統工芸の「おりん」を用いたインスタレーション作品「CYCLEE」は、2023年に香港メディアアートアワードで最優秀賞を受賞し、そこから派生した音のプロダクト「Synclee」は伝統技術とサウンドアートを掛け合わせた新しいライフスタイルを提示した。アンビエントやフィールドレコーディングを駆使し、歴史や伝統、そして失われゆく記憶を音で再び織り上げるその活動は、過去と現代を繋ぐ架け橋となっている。 -
- 観光・旅行SNSメディア@cosupa_tabi 編集長 / 複業フリーランス
- 岡本 葵さん
京都生まれ、京都育ち。観光都市・京都で、日本の観光の第一線を身近に感じながら育ち、街の魅力を間近で見てきた。気づけば京都そのものの大ファンになり、その原体験が、自然と旅行や観光の世界に惹かれていった原点になっている。学生時代にオーストラリア留学を経験したことをきっかけに、旅や異文化への関心を深める。卒業後は旅行会社に入社し、コロナ禍の真っ只中で、観光産業の厳しい現実を身に染みて経験した。その経験を通じて、観光や働き方について立ち止まって考える時間を過ごす。その後、旅行会社での営業や新規事業開発に携わる一方、多様な働き方を求め、SNSやWEBを通じた観光メディアの運営に関わるようになる。独立後は、留学やワーキングホリデーを通して海外での生活も経験。現在は、40万人を超えるフォロワーを抱えるSNS観光メディアの責任者として、旅行会社や観光局、宿泊施設などのSNS運用やインフルエンサーキャスティングに従事している。「日本を観光立国にしたい」という想いのもと、メディアでの発信に加え、日本語教師としても活動し、日本の文化や背景を伝えることに取り組んでいる。